出町座 コット、はじまりの夏(映画)20240414
昨日、京都への2回目の引っ越しを終え、荷物の片付けは後にして、まずは出町座へ

「コット、はじまりの夏」米アカデミー外国語映画賞にノミネートされたアイルランド語の作品
アイルランド映画、監督・脚本:コルム・バレード(長編映画初監督)、原作:クレア・キーガン(原作:Foster=里親)、撮影:ケイト・マッカラ、コット役:キャサリン・クリンチ(映画デビュー)、ネタバレあります
アイルランド語って、なまりのある英語かと思っていたら全く違う言葉だった。日本が開拓という侵略でアイヌ文化を奪ったように、映画のパンフレットによると、アイルランドもかつてイギリスに統治され、国民は経済に有益な英語を選択し、いまやアイルランド語を話せる国民は4割程度、日常で使っている国民に至っては僅か2%とのこと。けれど学校でアイルランド語の授業が行われて文化を守る取り組みは継続されている。

朝、春の陽射しに光る高野川の奥にそびえる瓢箪崩山を眺めて、出町桝形商店街へ

今やこの商店街のランドマーク、街の小さな映画館 出町座

原題は「The Quiet Girl」、粗雑な大家族に産まれた少女コットは、博打好きの父、いけずな姉たちと距離を置き、寡黙で孤独な日々を過ごす。

母の出産を機に、夏休みに遠い親戚に預けられることになった。

はじめて人の優しさにふれた

なぜかコットとは距離を置いていた実直な叔父も、コットの素直さに心寄せられていった。

実は叔父たちはかつて愛息を失い、傷心のまま夫婦ふたり暮らしていた。そこにやって来たのがコットだったが、夏休みの終わりが…

叔父と叔母に、家に送り届けられるコット

家で家族に迎えられるが、外に飛び出し叔父らの車を追いかけるコット、はじめて家族に自分の意思を表した。

車を降りて後ろに走りコットを抱擁する叔父、助手席で振り向かず前を直視して溢れだす涙をぬぐわない叔母…
父親が走り寄ってきたところで幕をとじる。
美しいアイルランドの情景、純朴な心情を映したすばらしい映画だった。

鯖街道口の橋を渡り家路につく(完)
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